重曹は元祖エコな洗剤
エコ洗剤で結構昔から有名なのが重曹です。今回の標題は「セスキ炭酸ソーダ」ですが、その引き合いに出された格好の重層。まずはこの重層にも少し触れておくことにしましょう。
重曹は、ナチュラルクリーニング用のアルカリ剤ということでかなり有名になったもので、一般的には食品添加物として、ふくらし粉、コンニャクの凝固剤として用いられ、また、胃薬の成分としても重宝されてきた物質です。
重曹の水溶液はごく弱いアルカリ性「pH8.2(2%、20℃)」を示し、人体には無害な物質なので、古くから利用されていました。性質的には、粒子が細かく、水に溶けにくく、加熱すると分解されて炭酸ガスを発生します。常温の状態なら安定するので、長期保存することもできます。
重曹の特徴は、油脂をある程度乳化できる点、タンパク質をある程度分解すできる点ということで、ここからもわかる通り、洗浄剤としてのアルカリ剤になっているのです。
粒子が細かくて水に溶けにくいということは、磨き粉(クレンザー)として使えるということであり、食用グレードのものなら、歯磨き粉にもなります。
また、酸性物質の臭いを中和する作用があるので、冷蔵庫、生ゴミ、靴箱などの脱臭にも利用されます。
ただし、重曹のpHは炭酸ソーダ(pH11.2)、セスキ炭酸ソーダ(pH9.8)よりもアルカリ性が弱いのです。そのために油脂の乳化、タンパク質の分解という点での力もそんなに強いわけではないのです。これで既に想像がついたと思いますが、セスキ炭酸ソーダが話題に出てくるわけです。
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重曹は、ナチュラルクリーニング用のアルカリ剤ということでかなり有名になったもので、一般的には食品添加物として、ふくらし粉、コンニャクの凝固剤として用いられ、また、胃薬の成分としても重宝されてきた物質です。
重曹の水溶液はごく弱いアルカリ性「pH8.2(2%、20℃)」を示し、人体には無害な物質なので、古くから利用されていました。性質的には、粒子が細かく、水に溶けにくく、加熱すると分解されて炭酸ガスを発生します。常温の状態なら安定するので、長期保存することもできます。
重曹の特徴は、油脂をある程度乳化できる点、タンパク質をある程度分解すできる点ということで、ここからもわかる通り、洗浄剤としてのアルカリ剤になっているのです。
粒子が細かくて水に溶けにくいということは、磨き粉(クレンザー)として使えるということであり、食用グレードのものなら、歯磨き粉にもなります。
また、酸性物質の臭いを中和する作用があるので、冷蔵庫、生ゴミ、靴箱などの脱臭にも利用されます。
ただし、重曹のpHは炭酸ソーダ(pH11.2)、セスキ炭酸ソーダ(pH9.8)よりもアルカリ性が弱いのです。そのために油脂の乳化、タンパク質の分解という点での力もそんなに強いわけではないのです。これで既に想像がついたと思いますが、セスキ炭酸ソーダが話題に出てくるわけです。
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